結・Heart 鈴木やすこです。
我が家の文房具収納の記事(簡単「探さない!文房具収納」で作り*たった1つのポイント)で、最大のポイントは定位置で管理することと書きました。
定位置で管理するには【元の場所に戻せる仕組みづくり】を正しい方法・手順でやるのが最短ルートです。
そこで、今回は【誰でも元の場所に戻せる定位置の決め方】のコツやポイントを紹介していきます^^
目次
定位置に戻せない4つの原因
【誰でも元の場所に戻せる定位置】を考える前に、元の場所に戻せない原因を考えてみましょう。
・戻すのが面倒
・届かない
主にこの3つが考えられます。
定位置がわからない
「○○どこにある?」と聞かれて「△△の中だよ」と答えたり、あなたが取りに行ったりしたあと、使った人は元の場所に戻してくれましたか?
おそらく、多くの方の答えは『NO』ではないでしょうか。
なぜなら…
物がもともとある場所がわからないから。
あなた自身はわかっていても、家族や同僚がわかっているとは限らないんですよね。
客観視するのは難しいですが、家族や同僚の立場になって物の収納場所がわかるかどうかを考えてみてください。
意外とわからないもんです。
実はわたしも同じような経験があって、聞かれるたびに「○○にあるって言ったじゃん!」とイライラしてました。
でも、冷静になって考えてみると「どこにある?」と聞かれる物はほとんど決まっていて、わたしの場合は「年賀状作りに使うグッズ」と「ゼラチン」でした (笑)
年賀状作りに使うグッズは年賀状といっしょに、
ゼラチンはお菓子作りグッズのケースの中に入れてましたが、完全にマイルールで夫を置き去りにしてたことに気づきました。
「何度も言ってるでしょ~~~!!」
とイライラをぶつける前に、ちょっと冷静になって「定位置が誰でもわかりやすくなっているか」を客観視してみましょう。
戻すのが面倒
使う場所と収納場所が遠い場合、出し戻しのたびに物を持って移動することになりますよね。
その距離が長いほど戻すのが面倒になって、その辺に置きっぱなしになることが多いんです。
わたしの場合、今ちょうどプロジェクタが出しっぱなしになっています(笑)
普段はセミナーで使うんですが、使うのは月に数回。しかもスーツケースに入れてセミナー会場まで移動することがほとんどなので、クローゼットに収納しているんです。
ですが、新型コロナウイルス感染拡大で週末に家で過ごす時間が長いので、この機会にDVDをレンタルして自宅映画館を楽しんでいます。
DVDを観るたびにプロジェクタを使うので、その都度クローゼットに戻すのが面倒になって、リビングダイニングの一角が定位置に…。
ほんと、使う場所と定位置が離れていると戻さなくなります(恥ずかしながら)。
届かない
どんなに頑張っても、収納場所に手が届かないとき、ありますよね。
そんなとき「とりあえずその辺に置いておいて後で戻そう」と思いませんか?
背伸びしても届かない、踏み台もない(持ってくるのが面倒)ときって、戻したくても戻せないんですよね。(取ることもできない)

大人も子どもも使う場合、子どもも届く場所になければ「取ってちょうだい!」とお願いされやすくなりますね。
定位置に戻せる収納とは?
ここまで原因について見てきました。
原因は
- 戻す場所がわからない
- 戻すのが面倒
- 届かない
の3点でしたね。
ここでは、原因を解決するための方法をお伝えしていきます。
定位置(収納場所)にラベルを貼る
文房具収納でも使っていた【ラベル】の登場です。
収納している物の名前をラベルに書いて収納場所に貼っておけば、家族や同僚も「ここに○○がある」とわかりますよね。
逆にラベルがなければ、(ひととおり探すかもしれませんが)最終的に「○○どこにあるの?」と聞かれることが多いでしょう。
つまり、あなたの代わりにラベルが「○○はここにあるよ!」「ここに戻すんだよ!」と
自動的に教えてくれるんです!

ラベルを正しく表示しておけば家族や同僚が元の場所に戻してくれます。
なので、あなたが元の場所に戻す時間も、エネルギーも他のことに使えますよ!
そして「○○にあるって言ったでしょ!」「使ったらちゃんと戻して!」のイライラがなくなるのが嬉しいですよね^^
使う場所の近くに定位置をつくる
使う場所定位置が離れていると戻さなくなる。というのがわたしの悪い例でわかったと思います(笑)
つまり、元に戻すためには
使う場所の近くに定位置をつくる
ことが大事なんです。
たとえば、我が家の文房具はリビングダイニングの出入り口付近の引き出しを定位置にしています。
→ダイニングテーブル
他の場所で使うとしたら?
→外、他の部屋
このような考え方で
・ダイニングテーブルからの動線を最優先に
・外や他の部屋へのアクセス
も考えて、玄関に近い出入り口付近を収納場所にしました。
わたしも夫も、使った後にストレスなく定位置に戻せています^^
(戻す場所が近いってやっぱり大事!!)
みんなが届く位置を定位置にする
みんなが届く位置を定位置にすると「○○取ってちょうだい!」と言われることが少なくなります。
収納場所を変えるのは時間と労力がかかりますが、「○○取って!」と言われて作業を中断することも、イライラすることもなくなります^^
時間の先行投資だと思ってやってみませんか?
大人も子どもも使う物は、子どもの身長に合わせて収納場所を考えてみてください。
定位置の決め方
「定位置に戻されない原因」と解決法を紹介してきました。
ここでは、文房具収納の中の定位置の決め方を紹介します。
使用頻度で優先順位をつける
持ち物ぜんぶを取り出しやすい場所に収納できればいいんですが、スペースには限りがあるので「どこに何を収納するか」の優先順位を付ける必要があります。
よく使う物ほど取り出しやすくしたいですよね。
そのためには
- よく使う物→取り出やすい場所に
- あまり使わない物→比較的取り出しにくい場所でもOK
というように優先順位をつけていきます。
どんな場所が取り出しやすいかといえば
・棚や引き出しの手前側
なんです。
文房具を引き出しに収納しているので、手前側によく使うアイテムを収納しています。
- 手前:ペン類やノリ、ハサミなど
- 奥:カッターや鉛筆削り、ホッチキスの芯取りなど

ある程度の高さがある棚などの場合は、目線~腰高のエリアによく使うものを集中させてみてください^^
グループごとにまとめる
複数のアイテムを同じタイミングで使うことってありませんか?
たとえば
- 鉛筆と消しゴム
- ペンと修正テープ(砂消し)
- ペンとふせん
- ハサミとノリ
このように
セットで使う物が近くにあると出し戻しをしやすい
んです。
わたしの例では少々ざっくりしたグループ分けになっていますが、
- 書く・消す(写真の赤エリア)
- 切る・貼る(写真のオレンジエリア)
という2つのグループごとにまとめて収納しています。

カッターだけは、使用頻度を優先したのでオレンジエリアの奥に収納しています。
*
ここまで定位置に戻せない原因と解決法、定位置の決め方のコツ・ポイントを紹介してきました。
定位置を正しく作ることで時間を生み出すことができて、省エネ、イライラ防止にもなります^^
「どこに何を収納するか」という優先順位を考えることは、限られた時間の中で「何をどのくらいやるか」というタイムマネジメントにも通じます。
収納を改善する参考になれば嬉しいです。
下の記事も参考にしてくださいね^^
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